1億円のポートフォリオ

株が下がるとナンピンします。1億円持ってます。

新NISAを導入した岸田首相を増税メガネ呼ばわりは可哀想。

岸田首相を増税メガネと呼ぶことがネットでトレンドになっています。

「増税メガネ」気にしてるから? 「減税論」を急に言い出した自民党…どれだけ本気なのか:東京新聞 TOKYO Web

 

防衛費の増加を賄うための増税はインパクトがありました。

でも実際の増税は先送りにされています。

防衛増税の24年実施は見送り 宮沢洋一自民税調会長、25年以降に - 日本経済新聞

 

少子化対策の財源議論が続いているので増税のイメージがついたのかもしれません。

 

でも防衛予算増も少子化対策費も誰が首相になっても避けて通れないことを考えると、増税メガネ呼ばわりは少し可哀想な気がします。

 

何より個人投資家は岸田首相が新NISAを導入したことを忘れてはいけません。

新NISAの非課税枠は最大1800万円で過去のNISAに比べて桁違いの規模になりました。

さらに投資期間の制限も無かったり、売却しても投資枠を再利用出来るので使い勝手もずっと良くなります。

1800万円を生涯かけて運用すれば数千万円の運用益が期待出来るでしょう。

それが非課税になると考えると数百万円の減税効果があります。

 

個人投資家は声を大にして言わなければなりません。

岸田さんは増税メガネちゃう、減税メガネや!!

インデックスファンドの売り時

インデックスファンドを売るタイミングはどうやって決めれば良いでしょうか?

株は安い時に買って高い時に売ると儲かります。

その考え方で言うと、最も高くなった時に売るのがベストタイミングでしょう。

難しいのは最も高くなった時が分からないことです。

今が株価のピークだと思ってもその後も上昇を続けるかもしれません。

株価のピークは振り返って初めて分かるもので、渦中にいれば分からないものです。

 

では、インデックスファンドの売り時はどうやって決めるべきか?

 

それはお金が必要な時です。

お金を使う必要がある時はインデックスを売ってお金を作るしかありません。

逆に差し当たってお金が必要じゃなければ売る必要はありません。

売ったお金を現金で持っていてもしょうがないからです。

使わない現金はインフレリスクにさらされて価値が下がっていくのを待つだけです。

 

今が株価のピークだと思っても5年後、10年後になれば大抵今の株価を上回ってるはずです。

銀行と同じように、使わないお金はインデックスにしておいて、必要な時に必要なだけ現金に替えるのがほとんどの場合で最も効率的な運用になるでしょう。

日本と世界全体、どちらの将来に賭けるべきか?

国内株と外国株のどちらに投資すべきか、円とドルのどちらを保有すべきかは投資家にとって大きなテーマです。

 

「日本と世界全体、どちらの将来に賭けるべきか?」の選択です。

 

日本人としては日本の将来に期待したいけど、投資家として考えると迷うことなく世界全体に私は投資したいです。

 

客観的に投資対象として見ると、日本はかなりやばく見えます。

急激な円安で日本円の価値がかなり毀損しました。

私は世界全体に投資してるので、日本円換算では資産が増えています。

でも日本円換算で資産が増えても日本円自体の価値が下がっているので素直に喜べません。

1〜2年の間に円の価値が3割も4割も下がっているからです。こんな大きな下落は株式でも中々ありません。大暴落と言って良いでしょう。

もし資産を日本円だけで持っていたらと思うとゾッとしますね。

 

未来のことは分かりませんが、今の日本の金融政策が世界からかけ離れた異常な政策を続けてるのは明らかです。

 

日本円で給料を貰ってるだけで大変なリスクを負っているはずです。

せめて資産だけでも世界全体に分散してリスクを抑えたいですね。

eMAXIS Slimの信託報酬引き下で全世界(3地域均等)のコスパがスゴイことになってる!!

ついにやってくれました!

eMAXISSlim 4ファンドが信託報酬の値下げを発表しました。

全世界株の信託報酬が0.1133%以内 → 0.05775%以内と驚異的な値下げです。

バンガードのVTの経費率が0.07%なのを考えると、今回の値下げがいかにすごいことか分かります。

VTは低コストファンドのパイオニアで、世界中の投資家がこぞって投資する巨大ファンドです。

国内投資家だけが投資するeMAXIS Slimの信託報酬がバンガードを下回る日が来るとは、少し前までは誰も想像出来なかったでしょう。

この水準だと、運用会社もほとんど利益が無いと思います。もうこの辺りが値下げの限界点でしょう。

 

巷では全世界株式(オール・カントリー)に注目が集まっていますが、私はそれよりも全世界株式(3地域均等型)の方が驚きでした。

 

全世界株式(3地域均等型)は先進国株、新興国株、日本株を3均等で購入するファンドです。

信託報酬が高い新興国株を3分の1も含んでいるのに、0.05775%に抑えるのは考えられないほど安いです。もう運営会社が赤字じゃないかと心配になるレベルです。

新興国株に投資したい人は全世界株式(3地域均等型)を使って投資するのがベストでしょう。

 

 

経済的自由を手に入れてからの働く理由

「人は何のために働くのか?」

ほとんどの人にとっての答えは明白で、生活に必要なお金を稼ぐためです。

働かないと生きていけない場合、働かないという選択肢はありません。

でも、働かなくても生活していけるだけのお金があった場合はどうでしょうか?

 

金融資産が1億円以上ある人は日本に2.4%いるそうです。

FIREの目安が1億円だとすると、50人に1人くらいは働かないという選択を取れることになります。

決して多くはないけど、そんなに珍しくもない比率です。

このお金持ちの人たちは仕事をしなくても生きていけますが、皆が仕事を辞めるわけではないでしょう。

むしろ、お金が貯まったことを理由に仕事を辞める人は少数派だと思います。

 

それでは、お金持ちが働き続ける理由は何でしょうか?

私も経済的自由に手が届いてからよく考えるようになりました。

 

1つ目はやっぱりお金のためでしょう。お金なんてなんぼあったってええですからね。でも生活の為に働いている人に比べると切実な理由では無くなっています。

 

2つ目は社会的信用や名誉、地位を守るためでしょう。国会議員とか社長のように社会的地位が高い人は、その状態が心地良いので、仕事を続けたいと思うに違いありません。無職になると社会的信用を失うので居心地が悪くなるかもしれません。

 

3つ目は仕事自体が楽しいとか、仕事でないと経験出来ないことをしたい場合があるでしょう。

 

経済的自由を達成した後の働く理由は、2つ目、3つ目の比重が大きくなるように思います。

 

私が働き続ける理由も純粋にお金だけという訳でもないので辞めるタイミングが中々見つけられません。

これから数年掛けて仕事を引退するかどうか考えていくつもりです。

 

資産管理はできるだけシンプルにするべき

あなたは自分の資産がどれだけあるかすぐに確認することができますか?

お金持ちになろうとするなら、自分の資産がいつでも簡単に確認できるようにしておくべきです。

社会人生活が長くなると、銀行口座や証券口座の数がどうしても増えてしまいます。

でも色んな口座に資産が分散していると、自分の資産が今どうなっているのか把握しにくくなります。

 

どんなことでもそうですが、何かを達成したいときは現在地と目的地までの距離を正確に把握することが大事です。

10年前の私は現在地も目的地もあやふやなまま、なんとなく貯蓄をしていました。

今から考えるとものすごく無駄に時間を浪費していたと思います。

 

現状を把握するのは、資産はなるべくシンプルに管理すべきです。

私も今は殆どの資産を1つの銀行口座と証券口座で管理しています。

 

資産を確認する口座が少なければ、いつでも自分のポートフォリオを確認出来ます。

目標と現状認識ははっきりしていれば、どういう行動を取るべきかも自ずと決まって来ます。

 

自分の資産を把握してなかった頃にどれくらいのペースで資産が増えてたのかは分かりませんが、ちゃんと管理している今より資産の伸びは小さかったと思います。

資産運用のスタートは資産把握からです。それを簡単に出来るように資産は出来るだけにシンプルに管理しましょう。

FIREと生涯現役はどちらがよりコスパの良い人生か?

「1億円貯めてFIRE」は普通のサラリーマンにとってハードルの高い生き方です。

45歳でほぼ1億円貯めた"絶対仕事辞めるマン"さんのtwitter投稿が最近話題になりました。

彼のある日の夕食が資産1億のイメージからかけ離れた質素なものだったからです。

ご飯と梅干しと卵焼きのみの質素な食事です。

質素な食事と家賃3万円の住居、彼はこんな生活を20年以上続けたおかげでお金持ちになりました。

45歳男性、貯金9470万円 どうやって貯めた? 質素な食事とすさまじい節約「こんな生活を20年以上」 | ENCOUNT

 

まあ、サラリーマンで1億貯めようとするとこんな感じになるよね。

私も40代で億り人になったので大体分かります。

でも"絶対仕事辞めるマン"の職場がブラック気味なのが気になります。

ブラック企業で働いて億り人になってFIREするのがコスパの良い人生かと言うと微妙な気がします。

 

サラリーマンが40代で億り人になろうとすると、質素な生活を続けるか、他人より2倍も3倍も高い収入を得るのが基本戦略になります。

日本の税制上、高収入で短期間にたくさん稼ぐと税金が増えて資産構築のコスパが悪くなります。

さらに、これから年金や医療の社会保障が維持できなくなってくると、資産が多い人の社会保障をカットするようになっていくでしょう。

ブラック企業で働いて人より多く稼ぎながら人より質素な生活を続けて20年、やっと資産を貯めた先の未来が社会保障のカットだったら目も当てられません。

 

今の日本の社会情勢を見ていると、低い給料でもQOLが保てる仕事を細く長く続けるのがコスパが良い生き方のような気がします。