<残念>米国株はまだまだ割高 NYダウは12000ドル割れする!?
コロナウイルスの影響で連日のように株価が大暴落しています。
一体、この株価の下落はどこまで続くのでしょうか?
過去の株価で参考になるのはリーマンショックです。
戦後最大の金融危機で100年に1度と言われていますね。
100年に1度なので、自分の人生でリーマンショック級の株価下落を経験することはもう無いんだろうなと思っていました。
でも今回の暴落はもしかするとリーマンショックを超えるかもしれません。
ヨーロッパの各国で数万を超える感染者が発生して世界の主要都市が次々に閉鎖されています。
そしてついにアメリカでも2万人の感染者を記録しました。
ニューヨーク州では州内の全従業員に出社停止を命じています。
少し前までリーマンショックと比較するのは大げさという声が多かったですが、今ではリーマンショックを超えても誰も驚かないでしょう。
では、この歴史的な大暴落はどこまで下落する可能性があるでしょうか?
NYダウは2月12日の最高値(29,551ドル)から約35%下落して3月20日には19,174ドルまで下がりました。
35%の下落と言えば歴史的な大暴落です。
しかし、ここまで下がった今でも米国株は割安水準とは言い切れません。まだまだ下落する余地が残っています。
米国株の時価総額とGDPを比較すると、まだ米国株時価総額はGDPを上回っています。
バフェット指数(時価総額 / GDP) = 106.2%
過去の歴史を振り返ると、時価総額がGDPを上回っている期間は株価が割高だったことが分かります。
米国GDPと市場時価総額 <出典:gurufocus>
米国株が過去最も割安になった瞬間はリーマンショック大暴落後の2009年3月で、バフェット指数は59%まで下がっています。
この水準まで株価が下落した場合、米国株はここからさらに38%下げることになります。
NYダウに当てはめると、12,000ドル付近まで下げる可能性があります。
そこまで株価が下がるとは考えたくないですが、パニックにならないように心の準備だけはしておいた方が良いでしょう。