1億円のポートフォリオ

株が下がるとナンピンします。1億円持ってます。

インデックスファンドで作るマネーマシンの落とし穴

働かなくてもお金がどんどん増えていく。

そんな夢のような仕組みがマネーマシンです。

 

SBI証券がマネーマシンの作り方について説明しています。

資産運用はじめの一歩 SBI式マネ―マシン 構築のススメ|SBI証券

 

SBIによると、マネーマシンは低コストのインデックスファンドに投資することです。

分配金を出さないインデックスファンドは利益が再投資されるので、複利で資産が増えていきます。

最初は少ない投資額でもコツコツと積み立てていけばいずれ大きなリターンを稼ぎ出すマネーマシンに成長します。

 

毎月3万円を30年間積み立て投資した場合のシミュレーションが下の図になります。

元本1000万円の投資した場合、利回り9%のインデックスファンドで運用すると4300万円のリターンが生み出されます。

さらに30年目には毎年480万円のお金を生み出すマネーマシンになっています。


すごいですね!

毎月3万円投資に回すだけで30年後に永遠にお金を生み出すマネーマシンが作れるなら、やらない手はありません。

 

でも世の中そんなに甘くありません。

大事なことが図の下に小さく書いてあります。

計算された数値は、あくまでもシミュレーションであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆および保証するものではありません。

マネーマシンが本当にお金を生み出してくれるかは前もって分からないのです。

過去の相場から期待リターンを推測することは出来ますが、そのシミュレーション通りに事が進む可能性はまずありません。

実際には期待リターンから大きく上振れしたり下振れしたりします。

最悪の場合、投資しないで貯金してれば良かったという結果になる可能性だってあります。

どんなに考えてもこのリスクを避けることは出来ません。

なぜなら、先が分からない不安こそがマネーマシンの原動力だからです。

 

マネーマシンでどれくらい儲かるかは、結局のところ運次第です。

いつから投資を始めたかで大きく結果が変わってしまうのに、適切な投資タイミングは誰にも分かりません。

タイミングを計って待っていると、今度は機会損失というリスクを抱えることになります。

 

「人類はこれからも発展を続ける」と信じて、最終的なリターンは運任せにするしかありません。

運任せに慣れることがマネーマシン作りのコツなのです。