日経平均とTOPIXのパフォーマンス比較
こんにちは。ゆうじろうです。
私は様々なクラスのインデックス投信の積立をしていますが、国内株式のインデックス投信は購入していません。
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でも国内株が嫌いなわけではありません。むしろこれまで個別株で国内株を購入しているので、かなり国内株に傾斜配分しています。日本株の良いところと言えば情報が毎日自然に入ってくることですよね。生活の中の様々なところで景気を感じることもできます。
日経平均株価とTOPIX
日本株の指数といえば日経平均ですよね。新聞やテレビのニュースでは必ずと言っていいほどこの指数が使われています。日経平均株価は東証一部上場企業の内、225銘柄で算出されています。これは全銘柄の1割ちょっとにしかなりません。また、株価の単純平均で算出されているので株価の高い株の比重が大きくなります。これに対してTOPIXは全銘柄が使われています。指数の算出は時価総額加重平均です。このことから指数銘柄の選択と指数算出方法ではTOPIXの方が妥当だと考えられます。しかし、TOPIXが流動性の低い小型株を買うことで株価を吊り上げてしまう現象があるようです。
私自身、なんとなく日経平均の方がTOPIXよりパフォーマンスが良い印象を持っています。そこで過去10年間の日経平均とTOPIXのパフォーマンスを比較してみました。
青:日経225, 赤:TOPIX
2007年12月12日開始の基準価格を10,000円と補正して計算しています。過去10年間では日経平均のパフォーマンスがTOPIXを上回りました。
実際に投資していればどれだけの差が出たか
一括投資の場合
10年前に一括投資をしていた場合、TOPIXで16.5%, 日経平均で44.0%の値上がり益が得られる計算になります。2007年12月はリーマンショック直前の時期ですが、それでも最近の株価上昇で大きなリターンを得ることが出来ています。TOPIXと日経平均の差は30ポイント近くと大きな差が出ました。
積立投資の場合
インデックス投資信託を購入する人は一括投資より積立投資を行う人の方が多いと思います。そこで10年前に毎日1万円の積立投資を始めていた場合、どれくらいの差がついたかを調べました。10年間積み立てると、投資額は2446万円になります。それに対して、TOPIXでは4167万9272円 、日経平均では
4559万9792円に資産が増える計算になりました。どちらに投資していても大きなリターンを得ることが出来ていますが、日経平均に投資した場合はTOPXよりさらに400万円近くリターンが大きくなります。高級車1台分の差が出ますね。
日経平均は大型株ばかりが採用されていますが、結果的に過去10年間では市場全体よりも大手225社に投資するのが正解だったことになります。
同じ市場にインデックス投資をしても選択する指数でパフォーマンスは大きく変わります。未来のことは分かりませんが、指数選択はよく考えて決めた方がよいですね。