1億円のポートフォリオ

株が下がるとナンピンします。1億円持ってます。

 新興国株式インデックス投資信託はどれを買うべきか

こんにちは。ゆうじろうです。

新興国株式インデックス投信は他の資産クラスに比べて高リスク(高リターン?)であることが知られています。さらに信託報酬も先進国株の2倍近く高いので資産運用の中心にするのは難しいと思います。

 

(マイルドな語り口で長期投資の重要さを教えてくれるインデックス投資の伝道師、カン・チュンドさんのポートフォリオ新興国株式の比率が5割だと知ったときは驚愕しました。 )

新興国株式インデックスの投資環境が劇的に向上

ほんのここ数週間で、これまでの認識を覆すような新興国株式インデックス投信が3つも出現しました。

楽天新興国株式インデックス・ファンド

楽天バンガードシリーズから新興国クラスの投信が誕生しました。VWOという米国ETFを購入するインデックス投信です。FTSE・エマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)という新興国の大、中、小型株の全てを網羅した指数に連動します。信託報酬はVWOの経費(年0.14%)込みで0.2696%です。安心のバンガードブランドでこの低コスト。このニュースを知ったときは、これは買うしかないねと思いました。あの誕生を知るまでは。。

EXE-iつみたて新興国株式ファンド

SBIからも新興国クラスに超低コストのインデックスが誕生します。シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティというちょっとマイナーなETFを購入するインデックス投信です。FTSE エマージング・インデックスという新興国の大、中型株の指数に連動します。信託報酬は 驚きの0.1948%です。楽天よりも低コストです。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slimが衝撃の信託報酬値下げを発表しました。eMAXIS Slim新興国株はMSCI エマージング・ マーケット・インデックスという新興国の大、中型株の指数に連動します。信託報酬は驚きの0.2052%です。楽天よりも低コストです。さらに多重課税が発生するETF購入ではないので総コストでは最も低くなると思います。他を圧倒するほどに。

 

 

楽天新興国のFTSE指数とEXE-i新興国のFTSE指数の名前がよく似ていて分かり辛いのでグラフにしました。以下をご覧ください。(ソース元 FTSE

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楽天のEXE-iに対する高コストは小型株まで幅広く投資するコストと考えるべきでしょう。それにしても新興国株の投資環境は劇的に改善しました。

これも2018年から開始されるつみたてNISAの影響ですね。つみたてNISAは制度それ自体はさておき、投資信託の競争環境を構築したことでインデックス投資家に非常に大きな恩恵をもたらしています。

 

では、どの新興国株インデックスを買うべきでしょうか?

 

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスです。

 

*別記事で新興国株式インデックス投信の比較をしています。