株価暴落時には買えない ー過去の経験からー
こんにちは。ゆうじろうです。
株は安いときに買って高くなったときに売れば儲かります。すごくシンプルですね。でも、私の過去の経験から言うとそれはすごく難しいことです。私が投資を始めたのが2007年ですが、2度の株価下落を経験しています。(本当はもっとあるのかも知れませんが、私が記憶しているのは2回です。)その2回とも今から考えるとあまり上手く対応できませんでした。
暴落その1 2008年リーマンショック
2007年に投資を始めました。理由の1つは当時ネット証券が誕生して個人でもネットで気軽に株を買えるようになったのが大きいです。あちこちのネット証券で口座開設キャンペーンをしていて口座を開くだけで5千円くらい貰えたのを覚えています。もう1つの理由は株価の上昇局面だったのも大きいと思います。当時の日経平均は1万5千くらいでしたが、マネー雑誌で「日経平均の実力は少なくとも2万円はあるのでまだ上がる」という記事を読んで、「そうだよね、まだまだ上がるよね」と思っていました。
- 株価が上昇する。
- 投資環境が整備される。
振り返って考えると当時と現在は環境が似ているなと思います。
当時の私は誰もが名前を知っている大企業の中から、悪いニュースが出たりしてちょっと下がった株を買っていました。押し目買いというやつですね。
株を買い始めて半年くらいはそこそこ調子良かったのですが、2008年に入るとずっと下落相場でした。その時の私がどうしたかというと、結局何もしませんでした。損切りもしなかったですが、下がった株をさらに買う気にもなれませんでした。日々増大する損失を確認するのってかなり嫌なものです。ネット証券にもログインしなくなり、ログイン方法まで忘れてしまいました。確認してないのでわからないですが、最悪のときは数百万の損失が発生していたと思います。
空白の7年間(2008年〜2015年)
この期間は株取引はほどんどありませんでした。(ただし、確定拠出年金を全額株式に設定していたことと、勤め先の持株会の自動積立だけは継続しており、これが後に利益になります。)
2013年からアベノミクス相場が始まりますが、これにも私は反応しませんでした。
たぶん、「数百万ある損失をいかに減らすか?」ということに喜びを見い出せなかったのです。片付けないといけない宿題に目を背ける感じですね。
代わりにアベノミクスの”デフレ脱却”と”物価上昇2%”の方が気になりました。10年間ひたすら貯蓄を続けてきた銀行貯金が、異次元金融緩和で2%も物価上昇すると相対的に貯蓄が目減りしてしまいます。これはいかんと!
ここで「何もしないリスク」を意識するようになり、とりあえずNISA口座を開きました。ちょうどその後、2015年夏頃に中国株が下落を始め、続くギリシャ危機でリーマンショックを超える金融危機がくると騒がれだします。
暴落その2 2016年中国、ギリシャ危機
このときは待ち構えていた下落相場でした。
いくつかのアプローチを試したのですが、結局どれもあまり大きな利益にはなりませんでした。
なぜか?
株価が下落しているときはもっと下がると思ってしまうのです。どうせもっと下がるなら下がってから買おうと考えます。さらに下がると、「この会社大丈夫か?」と心配になって、やはり買えなくなります。結局それほど大きく買わない内に株価が回復してしまいました。
後からみるとこの時の下落相場は短くて、下落も大きくありませんでした。
でもその最中は分からないのでもっと下がると思っています。資産の大半を投入とかはとても無理ですね。
暴落その3 2018年??
過去を振り返ると私が株に注目し始めると、そのときにはもう株価が天井になっているように思います。これはきっとただの偶然じゃないでしょう。
- 株価が上がる。
- 個人投資家が増えて、投資環境が改善される。
- 暴落