景気後退の足音が近づいている
3月に入ってから世界の株価下落が続いています。
インデックスファンド(eMAXIS Slim先進国株、新興国株、国内株)の基準価格推移で確認してみましょう。
先進国株と国内株は今週ずっと下げ続けました。新興国は下がる先進国を尻目に上昇していましたが、金曜日に一気に下落しています。
そしていつものことですが、日本株が一番下げています。
まだ下落幅はそんなに大きくありませんが、景気後退が近いことを伺わせるニュースが出てきています。
米国の雇用統計で2月の就業者数が前月比2万人増にとどまりました。
「2万人も増えてるならいいじゃん。」と思ってしまいますが、その前の月まではずっと20〜30万も増え続けていたのです。
それが2万人になったというのはかなりの減速感があります。
予測値は18万人だったので結構なネガティブサプライズかもしれません。
他には住宅市場も減速してきているようです。
2018年末の株価下落時には理由がはっきりしないと言われていましたが、株価は実際の経済に先行して動くとされています。
昨年末の株価下落は景気後退を先行して折り込み始めていたのかもしれません。
S&P500の直近のピークは2018年9月の2930ドルです。今はピークから7%ほど低い水準ですね。
(yahoo finance: S&P500)
先のことは分かりませんが、最近の米国の経済指標ニュースを見ていると今年このピークを超えて3000ドルに到達するのは難しいのかなと思います。
2008年のリーマンショックから10年間、米国株はほぼ一本調子に上昇してきました。その上昇率は米国の経済成長率を大きく上回るペースです。
いつまでもそんな上昇が続くわけがないですよね。
しばらくは株価の停滞が続くことを覚悟しないといけないでしょう。
私としては、今後しばらく株価が停滞するのも悪くないと思っています。
私はまだ投資出来ていない現金が多いですし、働いているので毎月新規の投資予算が発生します。
株価が高いときは購入価格が高くなるので、新しく投資するのを躊躇してしまいます。
インデックス投資はある程度株価が下がってくれた方が買いやすいですね。
今後、株価がどんどん下落していく局面が来たら、逆張りでどんどん投資していこうと思っています。
まあ、実際に暴落が来たら憂鬱な日々になると思いますが。。