1億円のポートフォリオ

株が下がるとナンピンします。1億円持ってます。

もし1つだけインデックスファンドを選ぶとすれば?

インデックスファンドは日経平均といった指標(インデックス)と同じ値動きをするファンドです。

インデックスファンドはファンドマネージャーが銘柄を選択するアクティブファンドよりも単純で分かりやすいのが特徴です。

それでも、世の中にはたくさんのインデックスファンドが存在します。

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たくさんのインデックスファンドが存在する理由

  1. 株、債券、リートのように資産ごとにインデックスが存在する。
  2. 先進国、新興国、日本、アメリカのように、地域ごとにインデックスが存在する。
  3. 1つの市場に(日経平均、TOPIX等の)複数のインデックスが存在する。
  4. 同じインデックスに連動するファンドが複数存在する。

 

インデックスファンドに投資する場合、たくさんのファンドの中から自分が投資するファンドを選ばないといけません。

中でも大事なのは”資産”と”地域”で、代表的な資産と地域は次のようになります。

 

資産:株、債券、リート

地域:先進国、新興国、日本

 

資産と地域の組み合わせは 3 x 3 = 9 パターンになりますが、新興国リートは低コストファンドが無いので現実的な選択は8種類になります。

 

私はこの8種類のインデックスにそれぞれ連動するファンドを購入しています。

 

実際に購入しているファンド

地域x資産

ファンド名

先進国株 

eMAXIS Slim 先進国

新興国株

eMAXIS Slim 新興国

日本株

eMAXIS Slim 国内株

先進国債券

ニッセイ外国債券

新興国債券

iFree 新興国債券

日本債券

ニッセイ国内債券

先進国リート

ニッセイグローバルリート

国内リート

ニッセイJリート

 

ここで本題ですが、いろいろなファンドを購入するとそれだけ管理が大変になります。

内容が同じであれば、なるべくファンド数を少なくシンプルにした方が良いと思います。

私も今は色々なファンドに投資していますが、最終的には2~3種類に絞りたいと考えています。

 

バランスファンドで複数ファンドを1つにまとめられる

複数の資産、地域にまとめて投資できるファンドにバランスファンドがあります。

私はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を購入していますが、これを1つ購入するだけで代表的な8資産に均等に投資することができます。

 

バランスファンドを購入する最大のメリットはリバランスの自動化です。

リバランスはポートフォリオの各資産割合を一定に維持することです。

リバランスは割高になった資産を売って、割安になった資産を購入することになるので運用効率を高めることが出来ます。

 

リバランスを自分でやるのは結構めんどくさいです。

まずリバランスは高くなった資産を売るので、売却益に20%の課税が掛かります。

運用途中で利益を確定してしまうと運用効率が落ちてしまいますね。

含み益がある資産を売却して含み損のある資産を購入した場合、バランスファンドだと払わずに済んだ税金を払うことになるかもしれません。

 

売却せずにリバランスするノーセルリバランスという方法もありますが、これは待機資金がかなり必要になります。

今年、新興国株が年初から15%下落しました。この間、先進国株の増減は無かったので、先進国と新興国で15%の差が出たことになります。

先進国と新興国を1:1の比で100万円ずつ投資していた場合、ノーセルリバランスだと新興国株を15万円購入する必要があります。

資産が1000万円ずつの場合だと150万円必要になります。運用資産が大きくなるとノーセルリバランスは難しくなってきますね。

 

1つだけインデックスファンドを選ぶなら8資産均等バランスファンド?

では、1つだけ選ぶファンドは8資産均等バランスかと問われるとNoです。8資産を均等配分というのが気に入りません。例えば、国内リートが国内株や先進国株と同じ比率というのは抵抗があります。eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は第2候補ですね。

 

1つだけにするなら、やはり株式に投資します。

具体的にはeMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)を購入すると思います。

このファンドで3地域(先進国、新興国、日本)に3分の1づつ均等に投資し、自動リバランスで効率的な運用が期待できます。

さらに3地域のそれぞれのファンドを個別に買うよりも信託報酬が低く抑えられています。

 

こんなに素晴らしいファンドですが、1つだけ問題があります。

それは人気が無いということです。

運用開始から5ヶ月近く過ぎましたが、純資産額は4.7億円しかありません。

3ヶ月遅れで誕生したeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が20億円を超えていることを考えると順調とは言えないでしょう。

 

eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)の純資産額がもっと増えて、安心して購入できるファンドに成長して欲しいと願っています。

今年は「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」に投票したいと思いますが、eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)は第一候補です。