株価が好調な今のうちに利益確定しておくべきか?
このところ株価が上昇しています。
年初からの世界株の上昇率は20%を超えました。年率5%くらいが平均だと考えると今年は絶好調と言えるでしょう。
株価上昇の主な原因は、米中貿易交渉が進展するという期待を受けての上昇です。
ただ、経済指標はそれほど良いわけではないので先行きは心許ないですね。
ここで悩ましい問題は利益が出ているインデックスファンドを今のうちに一部売却しておくかどうかです。
株は安いときに買って高いときに売ると儲かるゲームなので、株価が好調な時は売り時と言えるでしょう。
積立投資では毎月定額で購入して一度買ったら手放さないドルコスト平均法が一般的ですが、「安いときに買って高いときに売る」積立投資の方法もあります。
それはバリュー平均法です。
バリュー平均法とは?意外と知られていない分散投資の手法を解説
「年率5%」というように予め自分で資産上昇のライン(バリュー経路)を決めてしまいます。
株価が下落した場合は年率5%のラインに乗るまで追加投資します。
逆に株価が5%以上上昇した場合は年率5%のラインに乗るまで売却します。
昨年のように大きく下落した年に追加投資して、今年のように大きく上昇した年に売却するということです。
私が昨年末の株価下落時に思い切って追加投資していた資産もそれなりの含み益になりました。
悩ましいのは、ここで売却して利益確定すべきかどうかです。
私が含み益資産の売却を躊躇する一番の理由は税金です。
株式等の売却益に掛かる税金は20%です。売却の度に20%の税金が掛かっていては資産の運用効率が下がってしまいます。
もちろんいずれは支払わないといけない税金ですが、売却しなければ税金も先送りできます。
100万円の含み益がある場合、含み益のまま運用すれば100万円で運用できますが利益確定してしまえば80万円に目減りしてしまいますよね。
長期的にはさらにリスク資産を増やしていく予定なので、ここでリスク資産を減らすことで機会損失になってしまうのも避けたいところです。
悩ましいところですが、このまま売らずに運用を続けようと思います。
その代わり新規投資を抑制することで高値掴みはしないように気をつけます。
株は上がっても下がっても悩みがつきませんね。