1億円のポートフォリオ

株が下がるとナンピンします。1億円持ってます。

経済的自由はなぜ素晴らしいのか

早くから貯蓄に励んで早期リタイアしようとするFIRE運動「Financial Independence, Retire Early(経済的独立と早期退職)」がアメリカで広がっています。

日本ではまだあまり話題にはなっていませんが、FIRE運動を紹介する記事は時々目にします。

最近もyahooの記事でFIRE運動が紹介されていました。

headlines.yahoo.co.jp

 

記事ではFIRE運動を紹介すると共に日本での実例として、30代で1000万円以上の収入がありながら節約生活を送る男性を紹介しています。

 

<節約生活の例>

・ヘアカットは1000円
・携帯は格安SIM(4000~5000円)
・食費はふるさと納税で削減
・女性とのデートはお弁当での公園デート
・支払いはほぼすべてクレジットカードや〇〇ペイによるポイント獲得
・本を読む場合も基本的に図書館

 

同じように節約生活を送る私としては何の違和感も無いのですが、記事では「凄まじい節約」と表現されています。

 

え、そうなの?普通じゃないの?

 

コメント欄でも「今しか出来ないことを我慢して、年取ってからお金があっても仕方がない」とか、「早期リタイアしてもやることがない」というちょっとネガティブなコメントが目立ちます。

 

確かに今しか出来ない楽しみはあると思います。家族旅行なんかはそうですね。

でもヘアカット代や携帯代みたいに節約しても生活に問題無いものにはお金を使わないようにしたいです。

 

同じ節約生活でも「買えるけど買わない」のと「買いたいけど買えない」のは全然違います。

私はあまりお金を使わない生活をしていますが、ちょっと贅沢な暮らしをしている友人を羨ましいと思いません。

やろうと思えばいつでも出来るからです。

 

 

私はお金を貯めることは「権利」を獲得していくことだと思っています。

 

その究極の行き着く先が経済的自由です。

経済的自由とは日々の生活のために働かなくて良い状態です。

誰からの指図も受けなくて良いのです。本当にやりたいことだけを選択できるのです。

 

私は十分な資産があればアーリーリタイアしようと思いますが、仕事が本当に楽しい場合は働き続けても良いと思います。

経済的自由を獲得した後の仕事は趣味ですから。

お金を得る目的が生活のためじゃなくて「遊ぶ金欲しさ」になります。

 

スティーブジョブスのように、本当に優れた能力を持った人達は最初から「本当にやりたいこと」、「本当に価値があると信じること」を仕事にするのかもしれません。

でも庶民の大半は特にやりたいと思っていないことを他人の指示でやらされてますよね。

それをいつでも拒否できる権利が経済的自由です。

 

同じ生活をしていてもいつでも辞めることができる、違う生き方を選択できる権利を持てるのが本当の贅沢なんだと思います。