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NISA新制度の投資上限額を分科会資料から予想してみた

政府の資産所得倍増プランの目玉として検討されているNISA新制度の案が公表されました。

ニュースによると、NISAが恒久化されることと投資上限額が引き上げられることが検討されているようです。

投資家にとっては大歓迎ですが、気になるのは投資上限額がいくらになるかです。

NISA恒久化、貯蓄から投資へ 預金1000兆円を誘導: 日本経済新聞

 

投資上限額についてはまだ決定されていませんが、政府の分科会資料から上限額に影響しそうな記述を探してみました。

分科会等開催状況|新しい資本主義実現本部/新しい資本主義実現会議|内閣官房ホームページ

資料では、現行制度の利用状況から改善策を提言しています。

NISA新制度の上限額に関連しそうな内容は次の記述になります。

現在の年間 40 万円の上限額では毎月の投資上限額が 3 万 3,333 円と 12 カ月で均等に割り切れる額ではないことから、毎月均等額 で積立投資が可能となる金額とすることも必要である。

つみたてNISAの年間40万円だと12ヶ月で割り切れないから、割り切れる額にすべきという提言です。

個人的にはあまり本質的な問題とは思えませんが、資料に書かれているということは今後の検討に影響するのでしょう。

上限引き上げ割り切れる額という条件で考えると、切りの良い数字は年間60万円(又は120万円)になりそうですね。

 

生涯の投資上限額については次の記述が参考になりそうです。

住宅ローン返済を終えた 60 歳代より上の世代は、 保有する預貯金額の世帯平均が 900 万円を上回り、現在の一般 NISA における生涯の投資上限額である 600 万円を超えている。

これは一般NISAに関する記述ですが、投資上限600万円が少ない根拠として預貯金平均が900万円という数字を出しています。

素直に読むと、600万円を900万円に引き上げれば十分ということになりますね。

 

分科会資料から読み解いた投資上限額の私の予想は、

年間投資上限60万円、生涯投資上限1200万円といったところでしょうか。

 

正直物足りない。。できれば当たって欲しくない予想ですね。