個人投資家はリスクを取り過ぎているそうです。気をつけましょう。
最近の株価上昇の勢いはすごいですね。
こういう時はネットでも「資産が2倍になった!」とか「レバレッジETFで一気に億り人!」という威勢の良い書き込みがあちこちで見られるようになります。
でも、もうそろそろリスクを取り過ぎてないか見直す時期かもしれません。
日経新聞で相場の過熱を心配する記事が多くなってきました。
特に個人投資家がリスクを取り過ぎているそうです。
米株高、随所に潜む急落リスク 強気すぎる個人に警戒: 日本経済新聞
個人がリスクを取り過ぎる仕組みはこうです。
1.コロナ禍で家に居る時間が増えた。特にテレワークで平日昼間に家に居ることができるので、取引時間中に証券口座を見ることができるようになった。
2.外食やレジャーの支出が減ったので余裕資金ができた。さらに国からの給付金で投資の軍資金ができた。
3.GAFAMTに投資して、後は寝て起きたらお金が増えるという簡単な相場。ビットコインならさらにがっつり儲けられる。
でもそろそろ、気を付けた方が良いかもしれません。
今の株式相場は空前絶後の金融緩和と財政出動で作られた官製相場です。そんなに長続きはしないでしょう。
エコノミストのエミン・ユルマズ氏によると、
グロース株相場は昨年夏から既に減速傾向に入っていて、2000年のITバブル崩壊前夜と今の状況は良く似ているそうです。
歴史が繰り返すなら、暗黒の10年が始まってもおかしくありません。
ポートフォリオのリスクを見直して、転んでも泣かないようにしましょう。